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菅野牧園

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報告

かなり遅くなってしまったのですが、サマーキャンプの報告をさせていただきます。大切な子どもさんを預かるというのは精神的にとても大変なことなんだなーと実感したサマーキャンプでした。今年度は思春期の子供さんもいてそうい意味でも大変でしたが、最後町の方とお別れするとき子供たちの涙ですべて報われた気持ちになりました。ご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました。




「おいでよ!マオイでなつやすみ」実行員会
                         代表  天野 敦子

お   礼

時下ますますご清祥のこととお喜び申しあげます。
このたび、福島の子どもたちを支援する「おいでよ!マオイでなつやすみ」実行委員会の活動に対しては、多大なるご協力をいただきありがとうございました。
 

子どもたちは長沼町の豊かな自然と温かい受け入れ体制の中で、充実した日々を過ごし、8月9日無事福島に帰郷しました。放射能の心配することなく自由に川遊びや外遊びをすることができ、参加した子どもたちにとって実り多い夏休みとなったようです。これも、ひとえに町内のみなさまや諸団体のご支援ご協力のおかげと深く感謝しております。


また、9月19日には実行委員会による総括を行い、活動の詳細および収支決算が報告されました。ご寄附いただいたすべての個人・団体の紹介はできませんが、個人団体含めまして503,000円のご支援をいただきました。
多くの物資提供に加え、施設利用の減免など格別の便宜を図っていただいたため、予定よりも大幅に出費が減少し、基金も合わせまして最終的に469,399円の収支となっております。
ご寄附や物資提供をいただいたみなさまには、改めてお礼を申し上げます。


 来年度以降も基金を活用しまして継続的な被災地支援、福島の子供たちを支援する活動を継続的に考えていきたいと思います。



今回の活動に参加協力いただいたみなさまはもちろん、また今回は参加の機会のなかったみなさまからも今後に向けたご意見を頂戴したいと考えております。
引き続きご支援ご協力を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

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# by kannofarm | 2013-03-29 14:53 | サマーキャンプ 北海道へ

つなげるつながる さくらプロジェクト

 つなげるつながる さくらプロジェクト

 3.11の大地震後に起こった原発事故。私のふるさと福島県飯舘村は30キロ圏外にも関わらず高い濃度の放射性物質が降り、計画避難を余儀なくされました。

 自宅のある比曽地区は南部に位置し高い数値が検出されています。私の家は18代続く農家ですが、農業を中断してその後の推移を見つめていく長くて苦しい状況が続いています。そんな中、飯舘村の土地に生かされてきた私に何かできないかと考えるようになりました。

 今回の原発事故で、個人個人がどう暮らし方を考えていくのか、どう社会をリ・デザインしていくかということも同時に考えることが必要なのではないかと思っています。そうでなければ今、事故の影響で苦しんでいる人達の苦労が報われません。事故後、あちこちでお話しさせていただく中で、同じ意識を持たれた方とつながる大切さを学びました。そしてこのポストカードを通して、大切な方とエネルギーやこれからの事を価値共有していただけたらと考えました。
 
 このプロジェクトの収益金は飯舘村比曽地区に桜を植える費用に使わせていただきたいと思います。比曽地区には桜が見られる場所がなく、いつも「集会所に植えたいね」と話していました。私たちの息子や孫が桜を眺めながら安心して農業ができる日まで、思いをつなげていけたらと思います。ご協力をお願いいたします



今回のプロジェクトはポストカードを購入してもらうことで成立します。ポストカードは以下の5種類です。

 
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ポストカード5枚1組500円で販売しています。お問い合わせは以下のアドレスにご連絡ください。
 
お問い合わせ tunagaru-sakura@hotmail.co.jp
 ご住所、お名前と希望の部数をお書きください。追って返信させていただきます。

発送が完了しましたら以下の口座にご入金ください。ゆうちょ銀行の口座間なら手数料は無料です。
 ゆうちょ銀行 19030-54195581 カンノヨシキ  

店舗様、共同購入は別途ご相談ください。ご協力に感謝します。
# by kannofarm | 2013-03-29 14:31 | さくらプロジェクト

サマーキャンプの募集内容、要項

おいでよ!マオイでなつやすみ2012 

福島から北海道に行ってみたいという人たちをあたたかく受け入れたいと、北海道長沼町の地域の人たちが集まり、手作りのプログラムを準備しています。
 長沼町の農家にファームイン。広々とした大地と乾燥した空気の中、のんびりしてもいいし、農家さんの仕事を見学してもいいし、のびのび過ごしてください。もちろん宿題を持ってきてもいいですよ。里山での学習会やホタルの鑑賞会などのプログラムも用意しています。北海道の名物ジンギスカンも味わえます。後半は札幌周遊を班ごとに計画してもらい実際自由行動で楽しんでください。最後は温泉に宿泊してもらい、ハイジ牧場や円山動物園で動物に触れあう時間もあります。毎日の活動の様子は、随時ツイッターにて、お家の方だけがご覧になれる仕組みを使ってお知らせいたします。北海道を満喫できるサマーキャンプにぜひ参加してください。

1.対象
飯舘村や川俣町を中心とする福島県在住の子どもたちと両親
対象 子供だけで参加する場合 小学3年生~中学3年生
ご両親が参加する場合は子供さんの幼児・低学年も対象になります。ご相談ください

・参加を希望する全ての子ども・親は、事前にこの取り組みの主旨を理解していただいた上で、同意書を提出していただきます。

2.期間・定員  7月30日(火)〜8月9日(木) 定員20名(予定)

7月30日 福島発(仙台よりフェリーで苫小牧へ)
  7月31日  北海道着 歓迎会
  7月31日~8月5日 農家民泊 
3日、ハンサンベツ自然体験、ジンギスカン、ホタル見学
      4日、七夕まつり    
  8月6日 札幌観光、札幌市内宿泊
  8月7日 円山動物園 送別会、ながぬま温泉泊
  8月8日 ハイジ牧場
北海道発(苫小牧よりフェリーで仙台→福島へ8/9着)    

  

    
3.費用
○参加費用合計額は 一人当たり子供2500円 大人15000円 となります

※ご自宅から集合・解散場所(福島市内)までの費用およびフェリー内の食事は自己負担となります。
・フェリー内のレストランは高いのでお弁当をご用意ください(往復とも夕食、朝食が必要です。帰りはコンビニに寄ってお弁当を購入します)


○こちらでご用意する国内旅行保険に加入していただきますが、一人当たり2,500円かかります。(参加費用に含まれます)

○参加申し込み受付後、お振込についてこちらからご案内しますので、指定期日までにお振り込みください。

4.応募締切
7月 5日(木)
応募者多数の場合は抽選となりますので、ご了承ください。
抽選結果は7月12日(木)までに連絡します。
5.申し込み
申込みフォーム、同意書を下記のいずれかの方法でお送りください。
    メール yoshiki415@hotmail.co.jpまたは 
FAX 0123-89-2400 
     ※なるべくメールでいただけると助かります。ご協力よろしくお願いします。
6.主催・体制
主催    :おいでよ!マオイでなつやすみ実行委員会 問い合わせ先:e-mail  yoshiki415@hotmail.co.jp ℡ 080-6504-5655(菅野)          FAX 0123-89-2400 (メノビレッジ長沼内) 事務局   : 〒069-1317 北海道夕張郡栗山町角田146-1 菅野義樹

後援 長沼町 長沼町教育委員会 

協賛・賛助団体 (順不同 敬称略)

長沼農協 長沼町商工会(青年部 女性部)長沼ロータリークラブ 長沼ライオンズクラブ 国際ソロプチミスト北広島 食事処いわき ハイジ牧場
むすびば(東日本大震災市民支援ネットワーク・札幌)札幌友の会
# by kannofarm | 2012-06-21 13:54 | サマーキャンプ 北海道へ

サマーキャンプ ~飯舘村の親子を北海道に~           「寄付のお願い」

サマーキャンプ ~飯舘村の親子を北海道に~           「寄付のお願い」_a0197170_3162847.jpg


 今年の目標として北海道に私の故郷、飯舘村の親子を呼びサマーキャンプを行いたいと思っていました。計画的避難地区になった飯舘村では放射能問題は長引き、避難生活は継続中…。飯舘村にお世話になった一人としていま何かできることはないかと考えた末、決めました。

 私は飯舘の事を誇りに思っています。原発事故の被害者になっても飯舘村に生まれてよかったと思っています。飯舘村の皆さんにお世話になり、飯舘村の自然に育てられたのに何も恩返しできていないという思いがあります。


 福島から少しの期間離れて私自身いろいろ見えてきた部分がありました。そんなことも子供を持つ親として共有してもらったらありがたいと感じています。なにより子供たちは北海道の広大な大地で思いっきり遊んでほしい!それに尽きるのですが。

受け入れスケジュール(仮)は下記のとおりになります。

   7月30日(火)〜8月9日(木) 定員20名(予定)

7月30日 福島発(仙台よりフェリーで苫小牧へ)
  7月31日  北海道着 歓迎会
  7月31日~8月5日 農家民泊 
3日、ハンサンベツ自然体験、ジンギスカン、ホタル見学
      4日、七夕まつり    
  8月6日 札幌観光、札幌市内宿泊
  8月7日 円山動物園 送別会、ながぬま温泉泊
  8月8日 ハイジ牧場
北海道発(苫小牧よりフェリーで仙台→福島へ8/9着) 



 今年もわたしがお世話になってる町、長沼町の市民有志の方々と長沼町がご支援くださり現実にこぎ着けそうです。
問題は経済的な事、昨年は交通費は北海道からの助成がありましたが、今年は抽選でどうなるかまだ分かりません。今年も寄付を募り行いたいと思います。


 昨年は長沼町だけで70万円の寄付が集まりました。1000円の積み重ねが大きな額になりました。こうやって市民の思いは形になっていくのかと実感したのでした。

 この文章を見てくださった方で寄付をお願いできる方よろしければ下記の口座によろしくお願いします。メッセージに「サマーキャンプ用に」と入れてくださるとありがたいです。ご協力よろしくお願いします。
(つながるつながるさくらプロジェクトと同様の口座です)

ゆうちょ銀行 19030-54195581 カンノヨシキ  

他銀行からお振込みいただく場合(手数料がかかってしまいます)

ゆうちょ銀行 店名 908 普通 5419558
# by kannofarm | 2012-06-21 13:54 | サマーキャンプ 北海道へ

飯舘村の苦悩

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昨日、今日と妻と仲良く風邪を引き寝ていたのですが、昼に岩波​書店の十時さんから本が送られてきました。

私の写真と考えも少し載せていただいています。この本を書いた福​島大、千葉さんと松野さんはこの本の中でこう書いています。…ある​側面を切り取って誇張し、過大に取り上げる報道が、村の現実から​かけ離れていると思うことも少なくない。さらに恐れるのはメディ​アが、バイアスのかかった村の情報を切り取るようにして視聴者、​読者に提供したあげく、「飯舘村」を消費しきって捨てていくこと​である。…

飯舘村の抱える除染か移住かという問題はその人によって「正しさ​」や「正義」が違います。

飯舘の村民は今その中でお互いの共通のルールを作ろうともがいて​います。

哲学者ソクラテスは正義とは力がある人が創るものではなく、皆が​自分の立場を越えて誰もが納得できる、公平性や正義が見つけ出せ​ると言いました。

それは自分がいる社会的な立場から一歩離れて、他人の視点に立っ​てみること、そこには想像力が必要です。

飯舘は原子力災害の被災に遭い、震災が起きる前の問題が顕著化し​ました。問題だけれも問題にならなかったこと。それらにも必死に​一人一人が立ち向かっているのだと思います。

「復興」とはなんなのか。インフラを復旧すればそれでいいのか。​経済活動を合理化すればそれでいいのか。そこから考える時期に来​ているのかもしれないと思っています。



つなげるつながるさくらプロジェクトにご賛同いただきました皆様には桜を植える報告できませんで本当に申し訳ありません。飯舘村の見通しがつきましたら必ず実行いたします。申し訳ございません。
# by kannofarm | 2012-03-22 18:57 | 原発事故